釣りバカ先生さんのフライフィッシングブログ（2）

　ゴールデンウィークの最終日も迫る5月5日、郡上は夏のように暑かったです。気温27℃！　でも、5月の天気らしくカラリと爽やかな天気で、全く不快さを感じませんでした。1年間の中で、私が一番好きな季節です。
　8時過ぎに川に到着。ハッチは、コカゲロウを中心にヒラタカゲロウ、時々ガガンボといったところ。最初は、18番の黄色っぽいコカゲロウパターンのフライを結びます。しかし、さすがに連休中、数多の釣り人たちに攻められ続けただけのことはあり、いつもなら必ず反応するはずのポイントでも、全く反応なし。ライズは散発であるものの、フライを14番のヒラタカゲロウに変えても、状況は変わらず。
　10時半、ようやくヒット！　イワナです。25センチくらいのまあまあのサイズです。しかし、ネットイン寸前にバラしてしまいました（泣！）。そうこうしているうちにお昼になりました。結局、午前中は1匹もGetならず。インスタント焼きそばとサンドウィッチで昼食を済ませて、しばし木陰でお昼寝タイム・・・本当に5月の風は気持ちがいいです。すっかり熟睡してしまい、目が覚めたら3時半！2時間以上も寝てしまいました。
　夕方になって、午前中よりもライズが少し増えます。コカゲロウに加えてオオマダラもハッチし始めました。フライを12番のオオマダラに交換して数投、ヒット！でかい！くねくねとローリングする引きからアマゴ、しかも尺はありそう・・・が、石の間に潜られてラインブレイク（泣！！）。今日は完全にツキがありません。バラした場所から移動せずにしばらく休めます。すると、再びライズ。恐らくイワナ。すかさずフライを投げ入れるとヒット！　三度目の正直でようやく25センチのイワナをGetします。やった～ボーズ免れてよかった（泣！！！）
　イブニングになって、場所を淵に移動します。フライを暗くても見やすいホワイトウルフの14番に交換します。その後、手のひらサイズのアマゴを皮切りに、25センチ前後のイワナを5匹追加することができました。
　今日の夕食は、岐阜市内のラーメン屋「りきどう」さんへ。やっぱり、釣りを終えた後はラーメンが恋しくなります。暑い中、1日竿を振っていたのでラーメンの塩辛いスープとちょっぴり甘く感じる麺がタマラナイ（泣！！！！）。ここのラーメンは、ちょっと個性的で、凄平麺（すごひらめん）といって幅が2センチくらいある超極太麺（普通の細麺もありますよ）。チャーシューもホロホロと口の中で崩れるほど、よく煮込まれていて最高でした！　ここは不定休だし、夜は営業していない日もあるので電話をかけて店が開いていることを確認されてから訪れることをお薦めします。
　

　令和になってからの初めての釣行です。だから、縁起を担ぐ上でも、何としてもボウズは避けたいところですね。しかし、世間はゴールデンウィーク真っ只中、どこもかしこも釣り人ばかりに決まっている！・・・でも、釣りたい！！　状況と心が矛盾しています。と、いうことで今回はできるだけ人気のない川をチョイスしました。
　到着してみると、人気のない川のはずが、人・人・人・・・トホホ。まあ、しょうがないですね。こんなのは想定内のこと。竿抜けを狙ってピンポイント攻撃を敢行します。しかし、追い打ちをかけるように決して強風ではないものの、キャスティングの妨げには十分なウザい北西風が吹き始めて苦労倍増！そこで、釣り初めは3番ロッドを使用していたのですが、途中から4番ロッドに変更。これで、ちょっぴりキャスティングは楽になります。しばらくしたら、神様が微笑み始めてくれます。
　10時を回ると18番くらいのコカゲロウのハッチが増えてきて、それに伴ってライズも起こり始めます。さらに、お昼が近くなるとコカゲロウばかりではなくオオマダラやガガンボ、ヒラタカゲロウもハッチし始めて、ライズはさらに増えました。ただ、魚たちが捕食しているのは最もハッチの多いコカゲロウのようでした。
　令和最初のサカナは、可憐なアマゴ。ストマックを拝見すると、やはりコカゲロウが中心で、ストーン系の昆虫（オナシカワゲラよりも一回りデカいカワゲラ。詳しくなくて、すみません！）、その後はニジマスの4連発があり、イワナも何匹か出て、終わってみれば2桁釣果でした。令和、良い時代になりそうですね！！
　帰りは、関市のラーメン店「二代目　白神」さんに寄ってとんこつラーメン。岐阜のとんこつラーメンは、私はここが一番好き。明太子ごはんとのセットメニューを選び、麺の硬さはいつものバリ固。ここは替え玉が1玉無料のうれしいサービスもあります。釣りした後のラーメンは、特に美味しく感じます。確か、俳優の故・根津甚八さんも著書「1万回のキャスティング」の中で、❝釣りをした後のラーメンは、釣り師をパブロフの犬に変える❞って書いておられました。すごく分かる気がする・・・！

　ピーカン・強風の悪条件でしたが、４月は多忙でなかなかロッドが振れなかったので、坊主覚悟で郡上に向かいました。
　郡上の桜は今が散り時で、川面は桜の花びらがたくさん流れています。だから、ドライフライをちゃんとアマゴたちが見てくれるか心配でした。それに加えて、朝はかなり冷え込んだのでハッチも１０時過ぎてからようやくチラホラ。大苦戦です・・・が、何とか可憐なアマゴを釣ることができました。フライはCDCソラックスの１４番です。
　そして、お昼近くに感動の出来事が！　淵の畔でお茶と羊羹で小休止していた時のこと。何やら淵の中から黒く大きなものが現れ、水面に大きな顔を出しました。体調は約８０cm。そう、特別天然記念物のオオサンショウウオです。４０年近くの釣り歴の中で、生でオオサンショウウオを見たのは初めてです。その神々しい姿に涙が出そうになりました。感動！感動！！感動！！！
　もう今日の釣りは満ち足りた気分になったので、淵の主の姿を見送って竿を畳みました。
　帰りは少し遅めの昼食を、いつも郡上に行ったときに立ち寄る大和の餃子飯店さんへ。ここの「味噌かけ飯」は絶品です。もう２０年以上、ここに寄る時はこればかり。甘い味噌味の中のピリッとしたトウガラシが食欲をそそります。一度、お試しあれ！

　ぽかぽか陽気で、岐阜地方の桜は満開。春は里川の釣りの季節です。郡上には長良川に流れ込む里川が何本もあります。そのうちの一つに釣行しました。川の名前は今回は小さな里川なので控えさせていただきます。
　岐阜は桜が満開でしたが、郡上はまだ開花前。９時過ぎに川に到着します。風が強くて釣り辛かったですが、里川のアマゴの引き味を楽しむために敢えて２番ロッドを選択。昆虫のハッチも多く、コカゲロウやヒラタカゲロウに混じってオオクマもハッチしていました。とりあえず一番ハッチの多いコカゲロウのフライを選択。
　魚の活性はよく、オイカワやカワムツが次々にフライにアタックしてきます。別にアブラびれのある魚でなくとも、十分に幸せな気分になれます。オイカワは大きなもので１５センチくらいのものも釣れ、これはこれで楽しい・・・。
　お昼が近くなったころに、少し深みのあるポイントで、ようやくアマゴがヒット！　結構でかかったです。ローリングしながらの引きを存分に楽しみ無事にネットイン。２７cmでした。里川のぷりぷりアマゴが釣れて満足でした。
　今日は風が強くて、ヒノキの花粉や黄砂が舞い散り、くしゃみや鼻づまりで大変だったので、１時過ぎに里川を後にしました。来週も来ようかなあ。
　

　解禁から約1か月の蒲田川、当然プレッシャーは高くなっているだろうと思っていました。しかし、天気予報は蒲田日和。何とかなるだろうと、楽観的な気持ちで出かけました。
　でも、現実は甘くはなかったです。前日よりもかなり冷え込んだため、ハッチがほとんどなく、午前中はライズも皆無。おまけに約1か月の間、多くの釣り人たちに鍛えられたサカナたちはスレッスレ・・・解禁当初のウブなヤマメはどこへやら。リアクションが速いの何の、おまけに出る瞬間に反転されたりと、散々に翻弄されました。
　結局、午前中はノーキャッチ。昼ご飯を道の駅上宝の「たぬき」さんで摂りました。ここの「軍鶏焼き定食」は絶品です。一度お試しあれ。
　午後はライズがチラホラ。フライは午前中に使用していたダン系からイマージャー系の半沈みタイプに変更しました。これに換えて、何とか5匹釣り上げることができました。難しかった・・・。
　そろそろ私の腕では太刀打ちできなくなってきたので、次は長良川の支流の里川巡りにしようかな。帰りに「ひらゆの森」で冷えた体を温めてから帰路に着きました。

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