手取川（石川県）のフライフィッシング入渓点

石川県指定の天然記念物である「百万貫の岩」前後のポイント「百万貫の岩」は、昭和9年の大洪水で流されてきたもので、高さ16ｍ、周長52ｍの巨岩だ。

下流側の大杉谷川が合流するあたりから、この「百万貫の岩」あたりまでが、入渓もしやすく、フライフィッシングに向いている区間だ。

このエリアでは、この川で生まれ育ったコンディションの良いイワナに出会うことができる。

流れは、平坦で落差は大きくないが、大きな石が多く転がっていて、底石も大きい。したがって、イワナの着き場はたくさんある。

白山登山の拠点、市ノ瀬ビジターセンター裏のポイント。手取川本流で気軽に入渓できる区間としては、このあたりが最上流部となる。

この付近で釣れてくるのは、イワナのみ。美しい魚体の天然魚が多い。

入渓しやすい割りに釣り人の姿は少ない。この辺りでは、谷筋に入る釣り人が多いためだろう。
落差のある山岳渓流で、大石がゴロゴロ転がるダイナミックな渓相。盛期なら、大石でできた緩い流れにドライフライを落とせば、イワナがゆっくりと浮上してくるはずだ。

ビジターセンター裏の遊歩道を下っていくと、河原へ降りる看板があり、簡単に河原に出ることができる。