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今月の一本 2013年10月 ~ミッジピューパパラシュート~(動画あり)|フライフィッシング データバンク

「今月の一本」2013年10月は、ミッジピューパパラシュートをピックアップし、動画とともに紹介

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 > 今月の一本 2013年10月 ~ミッジピューパパラシュート~
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オフシーズン恒例!WILD-1スタッフの犀川釣行!
ミッジピューパパラシュート
ミッジピューパパラシュート 近年、オフシーズンに自然渓流をニジマス釣り場として開放するフィールドが増えてきた。管理釣り場では物足りないフライマンにとって、自然渓流でフライフィッシングを楽しめるのは、とても有難い。

ところがこのニジマス達、ドライフライで釣ろうと思うと、実は意外に手ごわい。
理由はいくつか考えられる。
まず、時期の問題がある。そもそも秋は、イワナでもヤマメでも、ドライフライへの反応は渋くなる。産卵期ということもあるだろうし、水面を流れる昆虫類が少なくなることも要因だろう。10月後半ともなれば水温も低下してくる。
次に考えられるのは、放流されたばかりのニジマスの習性。いいサイズになるまで養魚場で育ったニジマス達は、自然河川の流れに慣れるまで時間がかかる。水面を流下してくる昆虫類を捕食する習慣は、彼らにはなかったはずだ。つまり水面に関心のあるニジマスは多くないかもしれない、ということ。

利根川冬季ニジマス釣場そんなシビアな条件の中で、それでもドライフライの釣りにこだわるなら、やはりまずニジマスを見つけることが先決になろう。そしてその中からライズする、つまり水面に興味があるニジマスを探すことだ。
そして、フライセレクト。でかいフライでアピールするか、この時期に実際に捕食対象となりやすいミッジを使うか、両極端の選択だ。

この取材では後者、つまりミッジが吉とでた。
場所は、群馬県前橋市の利根川冬季ニジマス釣場。群馬県庁の高層ビルが目の前にそびえている街中のフィールドだ。利根川は奥の深いフィールドで、このあたりからそろそろ渓流域。ほんの少し上流は、本流大ヤマメのフィールドとして有名だ。

この日は気温が低く、流れを覗いてもニジマスの姿は見当たらない。ここの常連らしき餌釣り師の人に話を聞くと、ニジマスはべったりと底にはり着いているらしい。
ニジマスしかし、この日はツイていた。ふと見た流芯脇の流れにライズを発見したのだ。結んだフライはミッジピューパパラシュート。早春には大活躍のフライだが、これまで秋に使ったことはない。
ライズのあった少し上流にフライを落とすと、ニジマスはあっけなくフライに飛び出した。23~24cmほどのレギュラーサイズ。ヒレも肌も美しいとは言えないが、うれしい1匹だ。

(掲載日:2013年10月12日)



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