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今月の一本 ~2014年4月 コカゲロウ フローティングニンフ~(動画あり)|フライフィッシング データバンク

「今月の一本」2013年4月は、「コカゲロウ フローティングニンフ」をピックアップし、動画とともに紹介

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春のハッチの主役・コカゲロウ系のパターン
コカゲロウ系のフローティングニンフ4月に入ると多くの渓流でコカゲロウ系のメイフライがハッチを始める。
それまでユスリカなどミッジのフライフィッシングを強いられてきたフライマン達は、ようやく#26や#30などという極小フライパターンから開放されることになる。本格的なマッチングザハッチの季節の到来だ。

シロハラコカゲロウとフタバコカゲロウ
コカゲロウというのはずいぶんと種が多いようで、中には学術的に名前のついていないものさえあるようだ。その中でもフライフィッシャーになじみの深いのは、シロハラコカゲロウとフタバコカゲロウだろう。
体長は5~10mmくらい。フックサイズにして#20~16くらいになるだろう。今の時期は、午前11時くらいを目安にまとまったハッチが起こることが多く、イワナ・ヤマメ・アマゴもそれにつられてライズを始める。
CDCダンなどの水面上のフライパターンで釣れるライズも少なくはないが、渓魚は水面直下のイマージャー等を偏食する場合もある。そんな時はフライセレクトに頭を悩ませることになり、マッチングザハッチの釣りの一番楽しい(辛い?)シーンだ。
さて、今回は、コカゲロウを意識した水面直下のフライパターンを取り上げてみた。

コカゲロウフローティングニンフ(ハックルあり)フローティングニンフ(ハックルあり)
こちらは、ボディに薄いブラウンのフェザントテールを使ったフローティングニンフ。フェザントテールはスレッドの下巻きの上から荒い密度で巻きつけ、なんとなくシマシマ模様の雰囲気をつくっている。スレッドはクリーム色。
ソラックスダンのようにハックルを巻いていることで、波立った水面でも流れにもまれづらくしている。
インジケータにはラムズウールを使っているが、もちろんCDCを使用しても良い。ラムズウールのほうが濡れてしまった場合の復活が早いのが利点。一方、ナチュラルドリフト感ではCDCに軍配が上がる。ラムズウールの場合、色はライトダン等の派手でない色合いにすると良い。CDCの場合もやはりナチュラルが良いだろう。
写真のパターンには、フックに「フローティングニンフ用」とされているバリバスのIWI F-2000を使ってタイイングしてみた。フックサイズは#18。
フロータントはインジケータにだけつけて、ボディ部分を濡らしてからキャストする。

コカゲロウフローティングニンフ(ハックルなし)フローティングニンフ(ハックルなし)
こちらは、ボディにストリップドピーコックを使ったフライパターン。
ハックルはつけていない。より「マッチザハッチらしい」印象のフローティングニンフだ。ハックルのあるパターンと比べると、やや流れにもまれて沈みやすい
インジケータにはラムズウールを使ったが、こちらのパターンでもCDCに差換えても良い。
このフライも、使用する際にはフロータントはインジケータのラムズウールにのみつけるようにして、ボディが水面下に沈むようにする。
写真のパターンのフックは、がまかつのR17-3FT。フックサイズは#18。細身軽量で、フッキング性能が高い。



(掲載日:2014年04月05日)
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