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今月の一本 ~2014年7月 ブナ虫~(動画あり)|フライフィッシング データバンク

「今月の一本」2014年7月は、「ブナ虫」をピックアップし、動画とともに紹介

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ダブルハンドで楽しむ晩秋の長野県・犀川
森に囲まれた夏の渓で頼れるテレストリアル
ブナ虫のフライパターン2種7月になり暑い日が増えてくると、ブナの森の中を流れる山岳渓流が恋しくなる。
下界の暑さから逃れ、深い緑に囲まれた木陰の中でひんやりとした流れに立つ瞬間は、実に爽快だ。フライフィッシングを趣味にしてよかったと、誰もが感じるシチュエーションだろう。

そんなブナの森でのフライフィッシングでは、もちろんテレストリアル(陸生昆虫)系のフライパターンが主役になるのだが、その中でも忘れずに準備しておきたいのが、ブナ虫をイミテートしたフライだ。

ブナ虫とは
ブナ虫とは、シャチホコ蛾という蛾の幼虫で、正式にはブナアオシャチホコと呼ぶ。ブナの緑葉を食い荒らしてしまうのだが、ブナの木を枯らしてしまうことはないらしい。ブナの森の多い北東北では、7~8月にブナの食害が増えるようで、その時期、雨や風などでブナの葉から落ちた個体が、イワナやヤマメにとって絶好のご馳走になっているのだろう。

ブナ虫(レースボディ)1枚目大発生する年も
実はブナ虫は、渓流釣りの活エサとしてもポピュラーで、「ブドウ虫」のバリエーションとして販売されている。エサ釣りの釣り人に聞くと、「夏の渓流では、ブナ虫以外のエサは全く喰わない日もある」という。そうした日には、よほど多くのブナ虫が流されていたのだろう。

実はブナ虫は、8~11年周期で大発生するそうだ。例えば、八幡平等の北東北の森では、近年では2006~08年に大発生が見られたという。そんな年のブナの森では、少し風が吹けば、ブナ虫はポロポロと流れに落ちるに違いない。アリなどと比べて栄養価の高そうなブナ虫が大量に流れてくれば、イワナもヤマメも他の流下物に見向きもしなくなるのは理解できる気がする。
ちなみに今年は2006年から8年目にあたる。

ブナ虫(レースボディ)
さて、写真2~3枚目はボディにフレックスボディレースを使ったパターン。
ブナ虫(レースボディ)2枚目 グリーンのレース系マテリアルは他にも販売されているので、それらを使用してもかまわない。
ボディ部分は水面下に沈めたいので、カーブドシャンクのフックを使用している。写真のフックはバリバスの2201だ。フックサイズは#12~16。

このフライパターンは、瀬や反転流などの流れの中で使うことが多い。したがって沈みづらい構造にする必要があり、パラシュートタイプにタイイングしている。

写真のパターンではハックルにコックネックのグリズリーを使っているが、他の色に替えても良い。が、どちらかといえば、濃い色合いよりも淡い色合いにしたほうが、渓魚の反応は良い気がしている。
ウイングポスト(インジケータ)にはエアロドライウイングを使用。やはりグリーンがしっくりくるが、他の色にしても差し支えない。

ブナ虫(エアロボディ)1枚目ブナ虫(エアロボディ)
写真4~5枚目のパターンはエアロドライウイングでボディを巻いたもの。
エアロドライウイングは空気を含んだ中空構造で、非常に浮力の高いマテリアル。そのため、このパターンはフライ全体がよく浮く。視認性も抜群だ。

エアロドライウイングは4つの束がひとまとめになっているが、ここでは4束全てを1本として太めにフックに巻きつける。束をよじりながら巻いていくと、体節をいい感じで表現できる。カラーはグリーンを使用。
メイフライなどのフライパターンと比べると、ずいぶん太目のボディに仕上がるはずだ。

このパターンは、パラシュートタイプでなく、ソラックスダンと同じ構造にタイイングしている。
ブナ虫(エアロボディ)2枚目夏のフライフィッシングではパラシュートタイプのフライを使うことが多くなり、それとは違ったシルエットのフライパターンを使いたくなるときがあるからだ。
このフライパターンも、流れのあるポイントで使うことが多いのだが、ボディ自体に浮力があるので、流れに揉まれて沈んでしまうことは少ない。

本物のブナ虫にはハックルのような毛は生えていないのだが、着水したフライの姿勢を安定させる目的でハックルをつけている。そのため、ブナ虫以外の別な昆虫と捉えてこのフライに出てくる渓魚もいるだろう。
フックサイズは#10~14。

ブナ虫以外の芋虫系にも
実のところこの2種のフライパターンは、実物のブナ虫と比べるとやや細身に仕上がっている。実物はもっと「ぽってり」とした印象だ。
が、夏の渓では、ブナ虫以外にも緑色の芋虫のたぐいを多く見かける。もちろんブナの森以外にも、そうした虫は多く、それらはブナ虫よりも細身であることが多い。
今回紹介した2種のフライパターンも、そのような「グリーンキャタピラ」全般のイミテートとして考えて使うと良いかもしれない。

(掲載日:2014年07月07日)
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