
水面上を流れる昆虫等をイミテートしたフライパターンがドライフライだが、おそらく渓流のイワナやヤマメが捕食するエサの量としては、水面下を流れるもののほうが実際には多いだろう。また、先行者の影響などで、イワナやヤマメが水面に警戒心を持っている場合も少なくない。
そうしたことから、ニンフフライなどの水面下に沈むフライパターンを使うほうが、ドライフライを使うよりも有利になるケースも多々ある。渓流のフライフィッシングでは、シーズンを通してフライボックスに忍ばせておきたいのが、ニンフフライに代表される、水面下のフライパターンだ。
微妙なシルエットを表現することが多く、タイイングには繊細さが求められることが多い。
水面下のフライ ~渓流フライフィッシングのフライパターン~