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今月のフィールド ~2016年7月 志戸前川~(動画あり)|フライフィッシング データバンク

「今月のフィールド」2016年7月は、岩手県の志戸前川をピックアップし、動画とともに紹介

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フライフィッシング紀行 富山県・立山川
雫石の夏!イワナ三昧の人気渓流!
■雫石の人気渓流・志戸前川
北東北には、本州の他の地域と比べて総じてポテンシャルが高いフライフィッシング・フィールドが多い。
特に6月、7月は北東北の渓流フライフィッシングの最盛期。素晴らしいフィールドが目白押しで、釣行場所を決めるのに地図を眺めながら悩むのが、この季節の恒例行事となっている。
志戸前川のフライフィッシング
そうした中で今回、白羽の矢を立てたのが、岩手県雫石町を流れる志戸前川(シトマエガワ)。フライフィッシングに限らず、渓流釣りファンにはおなじみの人気渓流だ。取材は2016年7月中旬。

■分水嶺
志戸前川の水源は、和賀山塊のモッコ岳(1277m)付近。岩手県と秋田県の県境の山だ。志戸前川は、モッコ岳の岩手県側の斜面を流れて竜川(雫石川)に合流する。雫石川は北上川の支流で、その流れはやがて太平洋に注ぐ。

一方、モッコ岳の反対側・秋田県側の斜面には、やはりフライフィッシングの人気渓流・生保内川(オボナイガワ)が流れている。こちらは雄物川の支流で、日本海に注ぐ流れだ。
志戸前川でフライキャステイングつまり、モッコ岳は日本海と太平洋の分水嶺になっているというわけだ。

■和賀山塊の渓
モッコ岳のある和賀山塊付近を地図で眺めると、このエリアが渓流釣りフィールドの水源として、いかに優秀であるかを改めて認識させられる。

岩手県側では、今回の志戸前川。雫石川の本流筋である竜川。和賀川本流と大荒沢川などの各支流も、和賀山塊を水源としている。
秋田県側には、生保内川とその支流。袖川沢をはじめとする斉内川の源流部も和賀山塊が水源だ。
涎が出そうな銘川が並ぶ。良い水源地には素晴らしいフィッシングフィールドが育まれるということなのだろう。
雫石川水系・志戸前川
■人気の理由
しかし、生保内川も斉内川も和賀川も、その源流域に足を踏み入れるのは容易ではない。なにしろ源流部まで伸びる道がないのだ。

それでも源流域でロッドを振りたいと思うなら、危険を覚悟のうえで川通しに長い距離を進むしかない。それがまた魅力と言えなくもないのだが、熊やら、スズメバチやら、急な降雨による増水やら、考慮すべきリスクが多くて怖い。

それに対して志戸前川には源流部まで林道がついていて、河原と林道との高低差も少なく入渓が容易だ。アクセスも良い。東北道・盛岡ICから今回の入渓点までの道中の大部分は国道46号線。距離は林道部分も含めて約22km。30分少々で到着してしまう。
にもかかわらず、和賀山塊の源流の雰囲気をしっかり楽しめる。これが志戸前川の人気の理由なのだ。
志戸前川でイワナがヒット

■堰堤のない中流部に入渓
さて、今回は志戸前川の中流域を釣った。岩井沢・荒沢が合流する地点より下流側。だが、志戸前川のフライフィッシングの核心部は、一般的にはこれより上流だろう。実際、釣り人の数は上流域のほうが多い。
グッドサイズのイワナ
今回入渓した区間より少し上流で小水沢が合流するが、そこより上流の志戸前川は、堰堤の連続となる。地図で見るとわかるが、かなりの数の堰堤がつくられている。

それに対して中・下流域には堰堤がない。今回は堰堤のない流れでロッドを振りたかったわけだ。

もちろん堰堤があっても魚は釣れるのだが、タイミングによって魚の多い区間と少ない区間がハッキリと分かれていることが多い。運悪く魚影の薄い区間に入ってしまえば、それは退屈なフライフィッシングになってしまう。
それを避けたかったのだ。
志戸前川のイワナをランディング
■元気なイワナ達
思惑どおり、この日は退屈することのない充実したフライフィッシングを満喫することができた。

フライに飛び出してきたのは全てイワナ。夏の雫石ではイワナが元気だ。#12前後のやや大きめのドライフライでも、躊躇なく飲み込んでしまうことが多い。

北東北をホームにする釣り人達はこの渓の魚はスレていると言うが、それが全く贅沢な話と思えてしまうほど、この日のイワナ達は無邪気だった。

もちろん狙った全てのポイントでイワナが反応するわけではない。イワナたちは釣り上がるのが楽しくなる程度の、程よい間隔で挨拶してくれた。
志戸前川のイワナ

■グッドサイズは日陰から
取材日は梅雨の合間。スカッと晴れて暑い一日となった。 入渓はお昼近く。
こんな日のイワナ釣りは日陰を狙うのがセオリーだが、そのセオリーどおり、グッドサイズのイワナは日陰からしか出てこなかった。
志戸前川の日なた 日陰のポイントが多い志戸前川では、この日のような暑い日でも、気分よくフライフィッシングを満喫できる。日陰に入ってしまえば、体感温度もグッと下がって、本当に気持がいい。

一方、日なたのポイントにはチビイワナが沢山入っていて、盛んにフライをつつきにくる。このイワナたちも来年になれば、立派な魚体になって我々を楽しませてくれることだろう。

釣れてくるイワナのアベレージサイズは22~23cm。これに混じって30cm前後の良型イワナが、時折顔を見せてくれる。
白斑が大きく朱点の少ない魚体。白斑は蛍光色のようなコバルトグリーンに、薄く染まっている。
東北らしいイワナ達。
この季節は、やはりこのイワナたちに会いたくなる。
志戸前川でフライフィッシング
(掲載日:2016年07月27日)
動画で見る今月のフィールド
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志戸前川 中流部
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